森の山荘_初期案
八ヶ岳南麓・標高1700m
山は静寂で美しい反面、「強い紫外線・多い降雨降雪・暴風・-20℃の厳寒」と
手加減がありません。
厳しい自然の中で身体を守る『登山服』を参照し、
その構成を紐解くことからスタディーを始めてみました。
普段着のアイテムはファッション性を重視していますが、
登山服は、身体保全の役目を相互に補完しあえるように
一体的に組成されていることをお手本に
この山荘のプランニングも相補性を踏まえて設計することにしました。
・雨風をしのぐ為に、フードから袖口までをシームレスに縫製
→ 雨風をしのぐ為に、屋根と壁をシームレスに形成
・防水防湿でありながら、内部の湿気を外部へと逃がす通気性能のある布生地
→ FRPによる高い防水性+通気層を充分に確保した外皮
『気候の変化に対応する脇下のベンチレーション機構』
→ 雨戸と窓を分離し、通気能力を高めた開口
Location : Nagano・長野県南佐久郡
Phase : Dec. 2016 in complete
Structure : Wood・木造2階建て
Floor area : 120㎡
Phase : Dec. 2016 in complete
Structure : Wood・木造2階建て
Floor area : 120㎡